TRAVIS in 東京国際フォーラム(ホールA) [自腹で観てきたLive]
左はM-ON!からのお祝い(カメラ回ってたけど放送してくれんのか!?)。
右は幻の「JAPAN TOUR 2004」時の今となってはレアなチラシ(今回はオレ的にめぼしいグッズがなかったからこんなんでご勘弁を・・・)。
最速ライブレポート(RO69)
(単独で)10年来れなかったことを何度も謝るフラン。その10年分の思いを一気に爆発させるかのような勢いで、コードに足を引っ掛けて転んだりしないか心配になるほど駆け回り走りまくり、捻挫とかしないでくれよ~と、見てるこっちが不安になるくらい何度もドラムセットに上って鮮やかなジャンプを決めたフラン。終始、スーパーハイテンションで代表曲、人気曲の嵐!
オレの中ではグラスゴー(スコットランド)と言えば、
またすぐ来る(来たい?)宣言にも大歓喜!!
なかなか単独で来日しなかった反省の意も込めて??
CDでは繊細さ、美しさといった芸術性で勝負している印象の強いトラヴィス。そのメランコリックな中に温かみを感じさせる曲調はいかにもUK(ロックかポップかは置いといて)。オレは(オエイシスと並んで)最も‘UKらしい’バンドだと思う。
(「スコットランド色」が強いトラヴィスはオエイシスのような「王道」からは外れるのかもしれんが)
しかしライブでのトラヴィスはまるで別のバンドのように熱い!以前、チラッと触れたかもしれないけど、CDしか知らない、そのイメージしかない人が行ったら間違いなく驚くはず。それくらいアクションが激しい!しかも今回はなかなかできなかった来日単独公演を久しぶりに実現できたことがよっぽど嬉しかったらしく、スゴイ上機嫌!得意の(?)「スキップ弾き」と持ち味の「nn~~~~Aw!」や「Oh~~~~!」もまだまだ健在どころか惜しむことなく連発(ある意味醍醐味)。そればかりか、なんと国際フォーラムのステージから飛び降りて客席に乱入(しかも結構長いことそのまま歌ってた)。まるで「まだまだ(同じく来日する)オエイシスには負けないぜ!」と言わんばかりのパワフルなライブパフォーマンス。
もっとも、彼のほう‘は’そんなこと口にする人じゃないけど。
更に、アンコールで用意されていたサプライズ。1曲目ではベーシストとメインヴォーカルが交代(ベースを弾くフラン!)。続いて、あのハコでマイクすら使わない正真正銘の『unplugged』に挑戦し見事成功!しかもフランの肩に掛かったアコギを両脇の2人が左手、右手を分担して弾く「3人弾き」まで披露(ほとんど曲芸!?)。彼らのサービス精神には心から感嘆!!
最終的には半強制的にこっちまで飛び跳ねることに!(笑)
終演後は他のメンバーと一緒に客席に向けて深々と御辞儀をしたばかりか、「感謝の土下座」までしたフラン(つーか、あれたぶん本当の意味分かってないから誰か教えてやらんと・・・苦笑)。実は観客以上に一番楽しんでたのはフランだったのかも!?絶対良い人だね、彼は。間違いない。
いや、あれで実はスッゲーやな奴だったらオレは人間不信に陥りそう・・・汗。
少し話が逸れるけど、トラヴィスって何かとアクシデントだのトラブルだのに見舞われて中止や延期を余儀なくされてきた割に、何気にアルバムはコンスタントにリリースしてるんだよね。しかも各アルバムに万遍無く秀逸な楽曲がいくつかあるから初心者にオススメの1枚を絞り難い(一般的には「THE MAN WHO」なんだろうけど、オレは近年のややアンキャッチーでちょっと分かり難い作品も今では結構好きなんで)。しかも最初はハズレか?と思われたアルバムも聴き込むとジワジワ味が出てきていつの間にかハマってたりするし(ありていに言えば100点はないけど50点以下もないみたいな感じ)。まあ、‘ライブに備えて’という意味では「SINGLES」はマストだろうけど。とにかく、フランのメロディーメイクにはその人柄が表れてる気がするんだよね~。切なく、儚げも、芯には力強さがあると言うか。ただの美メロとは違うんだよなぁ。
ちなみにオレがカラオケで一番よく歌う洋楽はキーと声質が合って
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